大和出版から出版されている、なにおれさんの『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。』です。
節約の本ではなく『少ないお金でも楽しく暮らせるように努力すること』で、より自分らしく生きられるというライフスタイルの提案の本でした。
第1章:少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる
第2章:生活自給スキルを磨けば、豊かに暮らせる
第3章:やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる
第4章:お金を貯めるから、理想が現実になる
やりたくないことをやらずに生きること
なにおれさんは、会社勤めのときに『生きるためにはやりたくない仕事をやり続けるしかないという選択肢の無い状態』に生きづらさを感じていました。
そんな時に取得した有休消化の1ヶ月の間に特に何もせず自分の思うがままに過ごすことで、自分が心から求めていたものは『やりたくないことをやらずに生きること』だと気づきました。
やりたくないことが労働に関することだったのでそれをやらずに生きる方法を考えた結果、『少ないお金でも楽しく暮らせるように努力すること』を実践しました。
楽しく暮らせるように努力をすることで世間や自分の中にある常識を打ち破り生活コストを下げることに成功して、生きづらさから解放されました。
今では生活自給スキルを上げることで自分たちが不要だと思うものは潔く切り捨てて、本当に大切にしたいものを大切に扱うことで本人がおっしゃっている質素な暮らしを楽しまれています。
少ないお金で暮らすと選択肢も広がる
なにおれさんは、最低限の生活コスト(生命維持コスト)を見える化することで自分が毎月生きていくのにいくら必要かを洗い出しました。
それを把握していれば最低限どれだけ稼げばいいのかがわかるので、漠然としたお金の不安からも解放されます。
いくら稼ぐかよりいくらで暮らすかを意識してより少ないお金で暮らせば、勤務時間や勤務日数も短く済み仕事や働き方の選択肢が広がり、やりたくないことをやる時間が少なくなりますね!
80点の人生を目指す
100点満点の人生なんて存在しないと80点の人生を目指すことにしたなにおれさんは、お金を使って得られる快感の20点分を諦めたそうです。
その代わりにやりたくない仕事をやらない人生で60点、自分にとって最低限大切なものの20点を合わせて80点の人生を得ました。
どの部分に何点を付けるかは人それぞれですが、大きく占める部分に気づいて80点を目指せば自分の幸せな生き方が見つかりそうですね!
新しい気づきがあるライフスタイル
人生を楽しく過ごしたいと思う時には、やりたいことや好きなことをすることに目がいきがちです。
やりたくないことをやらないということはワガママだとも捉えられがちですが、自分の人生に責任を持って生きていくのならそういうことを考えることも大切なのだと感じました。
私は旅行やおいしいものを食べたり好きな物を買う事が浪費ではなく人生の楽しみでもあるので同じような暮らしはできませんが、自分の身の丈に合った暮らしは大切だと思いました。
自分らしい生き方は人によって違いますが、社会で生きづらさを感じている人にもそうでない人にも新しい気づきがあるライフスタイルの本でした。